中山道をゆく

中山道を歩いています。景色も人も歴史も電車や車で味わえない、ゆっくリズムが嬉しい。

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

中山道を歩く 旅は情け 至福のビール(三留野から野尻)20200921-⑥

馬頭観音さま 【1】三留野 南木曽駅でやっと飯にありついて(前回続き) ガイドブックは国道19号線と轍をほとんど一にして塩尻、松本へと進んでいる。馬籠、妻籠、三留野、野尻の四つの駅路を結んで日没までに歩く。 南木曾駅前のセブンイレブンで腹ごしら…

中山道を歩く 妻籠から三留野(4キロ弱)空腹を抱えての旅路は記憶喪失を誘発します(20200921-⑤)

彼岸花 木曽も京も結ばれて 【1】空腹を抱え恋しい妻籠を発つ 妻籠を発った。空腹を抱えながら。澤田屋さんでくりきんとんをひとつ頂いたものの、そのあと食べ物屋さんをもの色した。早朝7時過ぎにJR名古屋駅できしめんと天むすで腹ごしらえしたきりだ。…

中山道を歩く 妻籠へ 旅はくりきんとん 旅は水(20200921ー④)

妻籠宿 西の入り口 【1】一路妻籠へ 険路の街道 馬籠と妻籠は互いに隣村だが、聞くからに親しいニュアンスが含まれている。兄弟姉妹か、親戚筋かという宿場名の韻、籠(人家が集まった集落の意)を共有している。本陣の宿の主は双方とも島崎家ときている。…

中山道を歩く 馬籠から妻籠へ 一石栃立場茶屋(いっこくとちたてばじゃや)(20200921)

馬籠から妻籠までの石畳 【1】馬籠を出発 上陣場を出た。恵那山の裾野の広がりをビール片手にいつまでも眺めていたい気がしたがそうはいかない。歩かねばならない。旅に時間の制約を設けているのが裏目に出た格好だ。道の左右からどんどん人が上がって来る…